FC2ブログ

新年




新年あけましておめでとうございます。


昨年は【日々花より】にお越しいただきありがとうございました。

拙い文を読んで頂き、沢山のコメントに拍手。。。本当に幸せに思いました。


後半はスピードが落ちてしまい、終いにはストップ。
沢山のご迷惑、心配をお掛けして申し訳ありませんでした。
心配でコメント下さった方々ありがとうございました。本当に嬉しかったです。
更新を待っていただきありがとうございます。


理由は過労による体調不良で12月は入院していました。
自分の体調も管理できないなんて恥ずかしい限りです。



本年は少しずつ更新を始めて行きたいと思います。

毎日足を運んで頂きありがとうございます。
まだ、読んで下さっている方がいるか分かりませんが

本年もどうぞ【日々花より】を宜しくお願い致します。








管理人 藍ちも餅
2016.1.5


スポンサーサイト



最愛にして深愛25






数分後。
私は教室にいた。


教卓の前には、道明寺先生の元婚約者らしい女の子。その隣には道明寺先生とは、また別の種類の美しい男の子。
サラサラそうな髪に無表情な顔。目はまるでビー玉みたいな綺麗な色で、目と目があったら吸い込まれてしまいそう。




……つくりものみたい。。。






「……急だが、転校生を紹介する」
「はい!はい!私、大河原 滋っ しげるって呼んでね。ここにいる、道明寺先生の婚約者です!」





「えー!?」「マジかよっ」「あっ雑誌で見た子だ!」「私も!」「本当だったんだ〜」「すげっ」「顔ちっさっ」なんて、教室がザワザワ、ワキャワキャ煩くても、私の目は頭はそんな事より何より、その女の子の隣にいる男の子から離れない。なんだか分からないけど、その男の子の名前が知りたくて知りたくて堪らない。




「大河原はイトコだ。婚約者じゃない。以上。質問してくる奴らは自分の今後の人生を考えるんだな」




急にシーンとなる教室。

誰もが道明寺先生には逆らえない。逆らったらどうなるか知っているからだ。
私ですら、ビクついてしまいそうになる凄みも今は効かない。

それより、はやく、はやく、つぎっ





「…次。自己紹介」




なぜだか私が緊張してしまう。
男の子がゆっくり動いて、教室全体を見回す。そして、私とパチリと視線がかち合う。



「あ」
「!」



男の子はジーと私を見た後、フワリと笑って「花沢 類。よろしく」と言った。




「はなざわ るい……彼だ」





それからは道明寺先生の時同様、クラスの皆んなから質問攻めの嵐。
大河原さんは何でも応えてたけど、花沢類。彼は、うんともすんとも言わずただ机に頬杖ついているだけだった。

私は自分の席からジーッと花沢類を見つめていて、時折合う目線にドキドキして、非常に懐かしい感覚に囚われながらも体から湧き上がる嬉しさがとまらなかった。




「つくし!つくしったら!」
「んーなに。優紀」
「転校生見過ぎ。一目惚れ?」
「え!一目惚れ⁉︎ないないないっそんなんじゃないと、おも、うんだけど……ただ…」
「ただ?」
「凄く嬉しいの」
「は?」
「なんて言えば良いのかな。凄く懐かしくて…あ。あぁ‼︎あれだっあれ!あれだよっ」
「あれじゃ分からないよ」
「優紀と和也くんに会った時みたいな感じ!」
「なんだっけ?初めて会った気がしないってやつ?」
「そう!それっ 彼もそんな感じ。どこかで会ってる気がする。絶対会ってる」
「絶対、かぁ〜。それより つくしヤバいんじゃない?」
「なにが?」
「前見てみなよ、まえ」
「まえ?……………ひっ‼︎⁉︎」
「ね?ヤバいでしょ。頑張って」




そそくさと私から離れて皆んなの渦に入って行く優紀。

優紀に言われた通り、前を向けばかなり機嫌の悪い道明寺先生が、私を射殺さんばかりに睨んでいて、負けじと睨み返せば倍返しとばかりに更に睨んでくる。



なによ!こわいじゃないっ
私がなにしたって言うのよ!
睨むんじゃないわよっ


べっと舌を出してやれば、極悪面で笑って「覚えてろ」と口パク。


フンッ
口パクなんて分からないわよ!分かっちゃったけどねっ
知らないふりよ!

道明寺先生から顔をそらせば、パチリとまた会うビー玉。花沢類。

彼は私と目が会うとプッと笑って、机に頭を伏せた。

なぜ笑った花沢類!?
なぜ睨むの道明寺先生!?


「なんなのよっ」





やっと類くん出せた。ずっと出てほしかったんですっ


テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

最愛にして深愛24















ガチャ、バンッ、ガチャ






「イタッ」



米俵の様に担がれて連れてこられたのは数学教員室。
着いた瞬間ソファの上に投げられた。


先ほどまで私を担いで全力疾走していた道明寺先生の所為で、鳩尾らや、肋骨やら痛いたらないっ




「 はぁ はぁ …わり!大丈夫か?」
「ぎゃ⁉︎なにすんのよっ」



私に覆い被さった道明寺先生は、あろうことか私の制服をめくり上げた。
そりゃシャツも着てるけど、年頃の女子高生の制服を躊躇いもなくめくる⁉︎





「ちょっとやめてよ!ばかばかばかっ触んないでっ…この変態‼︎エロ助け!っ脳天クルクルパァーッ」





道明寺先生をボカスカ叩いてもクルクルの髪を引っ張っても、いつもみたいに「いてぇ」とか言い返してこないし、ギッと道明寺先生を睨んで見たけど、顔は真剣に私のお腹らへんを見てて…こんな真剣な表情はあの日以来だ。




「さっきの猿女は、イトコな。婚約者じゃないから気にするな」
「き、気になんかなってないし」
「中身は猿のまんまだから好奇心旺盛、気をつけろよ。近付くなよ。何言われても俺のことだけ信じろ。まさか転校してくると思わなかったぜ。いや、滋のことだ何が何でも俺を追ってくるか。。。それにお前に会いたがってたしな」
「へ?私に?なんでよ?」
「俺が惚れた女だからじゃないか?」
「惚れ⁉︎……ひゃっ」





ペタッとお腹に直接道明寺先生の手が触れる。
スルスル触れる道明寺先生の手は温かい。
道明寺先生の手はいつも優しくて、この手に幾度となく守られた。助けられた。










……………………?









ん?





まもられた…たすけ…、




…、、、ん?






…ん?…んん?……まもられた?たすけられた?








え…っと、いつだっけ……でも、私が高校生の時、学校で全校生徒から集団で虐められてて、それで………あれ?…私虐められた事なんてない。むしろ虐められてるこ守ってた方だ。でも確かに虐められてた。"あの時の私"は虐められてた。やばい事に数人の男子生徒に捕まって…犯されそうになって、それで、私を助けてくれたのは…











(あんた、面白いね)











(見てて飽きないよ)












…………(まーきの)













……
………あ。








「は、な、ざわ るい?」









本当に小さな声だったと思う。

私自身なにを言ったのか…



それでも、その小さな声が道明寺先生には届いたようで、ゆっくりと私のお腹から顔を上げた道明寺先生は「なぜだ」と言わんばかりに私の顔を凝視した。




「…類かよ」

「え?」

「そんな顔すんな」




そう言って私の頬に触れた道明寺先生の手は
私の涙で濡れていた。




旭○成落ち着きません…
ですが、ちゃきちゃき進めて行きたいです(•'-'•)
長らくお待たせしてすみませんでした。

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

最愛にして深愛23





私の友人は、今日は、すこぶる機嫌が悪いらしい。
そして、頭を抱えるほど何か悩んでいるみたい。




「つくしー」


「……なに?」


「つくし?」


「……なに?」





何を聞いても上の空。
ボーっと窓の外を見ていると思ったら、いきなりどデカイため息ついたり。
いきなり怒った顔したと思ったら、赤い顔して恥ずかしそうにしたり、悲しそうな顔したり…



友人だからと言って、無理には聞きたくないけど、溜め込むよりずっと良いと私は思う。

つくしのタイミングで、つくしの言いたい時に、しっかり今何を悩んでるのか聞いてあげたい。


きっと……道明寺先生絡みなんだろうけど。













_____________________________________________
_________________________________________
_____________________________________




「つくしー」


「……なに?」


「つくし?」


「……なに?」




さっきから優紀に話しかけられてるけど、今は何を返していいやら、それどころじゃない。



「あいつ…やっぱり婚約者いたんじゃない」
「ん?つくし何か言った?」
「よくも私で遊んでくれたわねっ絶対許さないんだから!」
「つ、つくし?」


何やら引きつった顔で私を見てくる優紀だけど気にしてられないっ
もう二度と話してすらやらないんだから!
雑用係だって今日で終わりよ!!



今朝の出来事がなければ、私は道明寺先生を信じて手を取ってしまっていたかもしれない。






* * * * * * * * *



今朝、この角を曲がればもう少しで学校と言うところで道明寺先生が口を開けて私に覆いかぶさってきた。


「道明寺っ」
「牧野」
「ダメッ」


あと少しで唇が触れる。

その瞬間…





「つかさぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎」と、
どこかで聞いた事があるような叫び声に助けられ、道明寺先生の動きが止まった。

ホッとしたのもつかの間。
凄い勢いでこちらに向かってくるのは、とても綺麗な女の子。栗色の長い髪を高い位置で結んでいて、同じ学校の制服を着た女の子。
見たことない子。



「つかさぁぁぁぁぁ!」



「……」
「……」


チラッと道明寺先生を見れば額を押さえて、「ありえねぇ…」「最悪だ」「また、あいつ」なんてブツクサ呟いている。



「……」
「…道明寺先生。呼ばれてますよ」
「むしろ叫んでるだろあれ」
「まぁ。そうですね」



道明寺先生は舌打ちひとつすると、私の腕を掴んで学校えと急がせた。

角を曲がって、すぐ見えてきた門。
後数歩と言うところで、道明寺先生が捕まった。



「つかさっ」



振り返れば、道明寺先生の腕にガッシリ捕まる女の子。
同じ生き物かと思うほど綺麗で可愛い子。
でも、どこかで見たことがあるような…



「離せ、サルッ」
「サルじゃないよ!滋だよ!」
「分かったから離せ」
「いやっ」
「ここは学校だ」
「学校じゃなければいいの?」
「どこでも駄目だ」
「司つめたい!婚約者なのにっ」
「アホッ元を付けろ元を!」




(あ。。。雑誌で見た子だ。道明寺先生とふたりドレス姿で腕を組んでた子だ)



なんの騒ぎだ?と、集まり始めた生徒達に紛れて道明寺先生の近くを離れれば和也くんが笑顔で私に駆け寄って来た。



「つくしちゃん!おはよ〜」
「おはよう。和也くん」


なんだろ。毎日学校でも、教室でも会ってるのに和也くんに会うのが久しぶりに感じる。


「つくしちゃん。一緒に教室行こう!」
「うんっ」


ふたり揃って歩き始めれば、後ろからガシッと二の腕を掴まれ「えっ」なんて言ってる間に米俵の様に担がれ、猛スピードで駆ける道明寺先生。


「ちょっ?えっ…な、にっ」
「喋ってっと舌噛むぞっ」

そう言われて咄嗟に閉じてしまった口は開かない。

和也くんが「つくしちゃ〜ん!!」って
情けない声で呼んでたって返事が出来ない。

だって、本当に速いからっ絶対舌噛むっ








変なとこで区切ってすみませんっ

明日も更新する予定です!

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

最愛にして深愛22






シャワーを浴びて牧野が出してくれただろうタオルで体を拭いた。
タオルと一緒に置いてあった牧野のパパさんシャツを着た。

リビングに出れば
トントン…と、小刻み良く包丁を動かす牧野のエプロン姿。


(新妻…)
顔が緩んでしまうのは仕方がないこと。
また手が出てしまうのも仕方がないことだ。

包丁を動かす牧野の腕を後ろから掴んで、「あぶっ⁉︎」と言う変な言葉と共に跳ねた体を片腕で抱きしめる。



「あぶなっ!ちょっとなにしてんのよっ危ないでしょ⁉︎包丁扱ってんの分かんないのっ?」


パッと包丁を離した牧野は自分の胸にその手を持って行き「はぁ〜びっくりした〜」と言いながらスーハースーハー深呼吸してる。

そんな牧野の耳をガブッと噛めば「ぎゃ⁉︎」と色気もへったくれもない、変な奇声が上がった。



「クッ…」
「っっ〜なに笑ってんのよ!」
「なぁ。なに作ってんだ?」
「離しなさいよ!道明寺っ」
「俺の分もあるよな?まだ時間あるし、ゆっくり食べれる」
「ひとの言ってること聞きなさいよっ」
「牧野」
「なによ!」
「好きだ」
「なっ⁉︎」
「何度だって言うからな」



パカッと開く牧野の口を見て、それから額に唇を落とした。
いつも通り真っ赤になる牧野が可愛くて、愛しくて…

アホ面牧野をぎゅっと抱きしめて腕を離す。
自分の家に一旦戻るため玄関を出た。

こんな幸せな朝。他の誰にもやらない。
















_____________________________________________
_______________________________________
_______________________________


「ねぇ。隣歩かないでよ」
「なんでだよ」
「目立つし、あんた先生だし、一緒に登校も変でしょ?」
「俺はきにしねぇ」
「私が!気にするのっ」




離れて歩こうとする牧野の腕を掴んでは引きよせ、掴んでは引き寄せ。

何度も繰り返しているうちに諦めたのか、ため息ひとつ、あまり離れて歩かなくなった。

それだけで上機嫌な俺は相当牧野に惚れ込んでいて、牧野がいきなり「私、男なの!」と
トンチンカンな事を言いはじめても気にせず抱きしめるだろう。



「なに、ニヤニヤしてるの…気持ち悪い」
「失礼な奴だな。どこをどう見て俺が気持ち悪いんだよ」



ズイッと、牧野に顔を近付ければ信じられない速さで横に飛びのいた。



「んな逃げることねーだろ。はやく来い。行くぞ」
「ちょっ、やめて!離せぇーっひとりで歩けるから!はなせーっセクハラ教師ぃぃぃっ」
「こんだけ格好良いんだからセクハラだって許されんだよ」
「許されるわけないでしょ⁉︎世の中の女性がみぃぃぃんなっあんたが良いって言っても、私だけは選ばないからっ」
「それでも構わない。が、俺はお前を選ぶ。だからお前も俺を選べ」
「っ」
「まぁ。選べって言っても、牧野には俺だけだけどな」



牧野はグッと唇を噛んで下を向いた。
素直になってしまえばどれだけ幸せか…
まぁ、頑固なのは牧野の良い所だし、ゆっくり待ってやれないこともない。

だが、時々こうして泣きそうな顔して絶対涙を見せない牧野が、この世の者とは思えないくらい可愛く見えてしまうから、我慢などしていられない。

目の前の角を曲がってしまえば、直ぐに学校に着いてしまう。

その前にもう一度…



「牧野」


牧野を優しく呼んで、これでもかってくらい好き好き光線出して、頬に手を伸ばす。
ビクッと震えた牧野はゆらゆら揺れる濡れた瞳で俺を見上げる。
小さな唇は鮮やかな桃色…

いっそ、今直ぐ食べてしまいたい。

「あ」と口を開けた俺はそのまま牧野に覆いかぶさる。


「道明寺っ」
「牧野」
「ダメッ」


あと少しで唇が触れる。

それなのに…





「つかさぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎」




また、ややこしくなりそうな、懐かしい人物の声に額を押さえるしかなくなった。






同じ建築関係に勤めているお姫様方がいるようで、少しでもご理解頂けて嬉しいです。また、ご家族にそう言った建築に携わっている方々もいるようで。。。優しい言葉…ありがとうございます。


さて!本編では
新たな展開を迎えて行きたいて思いますっ

少しでも楽しんで頂けたら幸いです!

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

藍ちも餅

Author:藍ちも餅
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR